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主に虚構に関する生起しつつあるテクスト

ディアボロ「EL JOVEN LOVECRAFT I(若き日のラヴクラフト 1巻)」バルト・トーレス、ホセ・オリベル その他の物語

El joven Lovecraft

El joven Lovecraft

以下引用。http://www.newspanishbooks.jp/book-jp/el-joven-lovecraft-i

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本書は、没後70年を迎える文学史最 大のホラー作家ラヴクラフトへのオマージュである。生前の事実に基づきながら作家の少年時代を再現し、現実とファンタジーが渾然となった世界へ読者をみち びく。二人の著者のつくりだした脇役たちに笑わされたり、ホロリとさせられたり。ロジャー・イバニェス、セルヒオ・ブレダ、ギリェム・マルク、サガル・ フォルニエスをはじめとした大勢のゲスト執筆陣のイラストレーションも多数収録。

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 一部のラヴクラフトファンの間で結構前から話題になっていた1冊。

 どっかでちょびっと読んだのだが、スペイン語が分からなくてもそれなりに楽しめる。続刊があり、確認できている範囲では3巻まで出ている。

 少年時代のラヴクラフトのまったり怪奇な日常が楽しい。

 美少女キャラ(かどうかは各個人の美的センスによる)も出るよ!  少なくともキャラ萌えは出来るよ!

 確か夜鷹とかも出てきて笑った覚えがある。しかし、どこで読んだんだろう。

 2013/6/4時点では、Amazonで1巻~3巻まで品切れ状態。3000円近くするので、Kindleの方が安い(552円……だ、と?)し、いつでも買えてお得かも。ぼくも買いたいけど、紙で欲しいし、そもそも電子で読む媒体を持っていない……。

  こまめにAmazonで入荷しないか、確認しておくことにします。買えたらまた記事書くかも。

 

 ラヴクラフト関連では、手元にある洋書を紹介するのも楽しいかも知れない。有名どころだけど、「Shadows Over Baker Street」というアンソロジーが読みかけ。

 ニール・ゲイマンの傑作短編集の邦訳「壊れやすいもの」に冒頭の作品「A STUDY IN EMERALD(翠色の研究)」が訳出されている。ホームズ×クトゥルーの珠玉の一篇。読むべし。ぼくは訳者の金原瑞人氏に借りて読んだ(そのまま本も貰った)。ちなみに「Shadows Over Baker Street」は翻訳家の中村融氏から買ったもの。確か500円だったか。

 同時に「The Ultimate Frankenstein」というアンソロジーも購入していて、これはラヴクラフトは関係ない(と思う)が、アジモフが序文を書いてたり、ブライアン・オールディス、カート・ヴォネガット、マイク・レズニック、F.ポール・ウィルスン、ジョージ・アレック・エフィンガー、その他、という面白い面子なので、読んでないけど楽しみ。

 

 人から頂いたり、自分で買ったりした面白い(どちらかと言えば、面白そう、の部類が多いけどw)洋書もちょこちょこ紹介できたら良いね。